5月1日に NewsWeek 日本版が発表した 各国の状況 で、ドイツはロックダウンの緩和を拡大、5月4日から遊技場、美術館、教会を、そして数日以内に学校やスポーツイベントに関しても緩和を判断すると報告している。

そんな中、5月14日(金)にアヒルがトレードマークの、ドイツの首都ベルリンにあるクラブ「Sisyphos」が営業を再開した。この再開はドイツ政府が新たに課したガイドラインに沿って再開しているとのことで、毎週金、土、日曜、午後3時から午後10時までの間オープンしている。


ベルリンの人気クラブ「Sisyphos」の再開の影響により、ドイツ国内の他のクラブも徐々に再オープンしていく可能性が高いのではないかと見られている。
 

この「Sisyphos」の再開に当たっては厳しい政府のガイドラインに沿って再開されており、なんとクラブなのに「ダンスは禁止」。一方で、テーブルで飲み物を注文すること、クラブ内で流れる音楽を聴くことが可能であるとのことだ。テーブルに着席した状態で、衛生管理をきちんと守るのであれば、クラブを楽しむことができるというわけだ。更に、クラブ内ではフェイスマスクを常に着用する事が義務付けられている。

踊れないならクラブに行く意味があるのか……と疑問に思う方も多いだろうが、クラブ側も、営業しないままではお金は出て行く一方であるため、クラブのサウンドシステムで音楽を楽しみながらアルコールを楽しむことができるバー的な場所として、しばらくの間はクラブファンたちに場所を提供していくしかないだろう。
なお、エントランスは無料とのことだ。


様々な条件がつくにしろ、とりあえずクラブを再オープンさせられることはクラブ側にとってもクラブファンにとっても嬉しいことであるし、踊れなくてもクラブに行けば気分転換になることは間違いない。日本のクラブももしかすると再開の際には、しばらくの間はこういった規制が課せられることになるかもしれない。
 

Sisyphos

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