ソーシャルメディア Facebook や Instagram の親会社である Meta(メタ)が、Instagram で音楽を紐付けて楽しめるような試みに取り組んできた同社の音楽パートナーシップ担当ディレクターをレイオフしたことが明らかとなった。音楽パートナーシップ担当ディレクター の Perry Bashkoff 氏は、Instagram に音楽を組み込むという戦略を実現させた重要人物として知られており、彼の解雇は同社のアプローチに大きな変化をもたらすことは間違いないだろうと見られている。

Perry Bashkoff 氏は、この解雇についてコメントを発表している。一部抜粋したものが以下となる。

この5年間は、Instagram/Meta で音楽を大衆に届け、ツールを作り、アーティストを育て、関係を築き、"仕事 "をしている中で最も楽しい時間を過ごしてきました。

Meta のプラットフォームに音楽をもたらしたチームの一員であったと言えることに感謝します。否定的な人たちを改心させた初期の頃から、アーティストやチームと直接仕事をする機会を得て、彼らが音楽を最大限に活用していることを確認することができました。曲がブレイクしたり、アーティストがフォロワーのマイルストーンを達成したり、我々が提供するツールを使う新しいユニークな方法を考え出したりするのを見て、とてもやる気が出ました。会話し、学び、耳を傾け、後押しし、私と共に実験してくれた皆さんに感謝します。私がここにいる間、私たちはいくつかの魔法を起こしました。

Meta が彼を解雇したことにより、今後 Instagram で音楽が使用できなくなるのでは……?という憶測を立てている人も少なくないようだが、音楽ファンのインスタユーザーにとっては、あまり考えたくない未来である。