米カリフォルニア州オークランドのナイトクラブ「Ghost Ship Warehouse(ゴースト・シップ・ウェアハウス)」にて36人が死亡した火災から7年が経過し、この会場があった土地を、オークランドに拠点を置くコミュニティ開発団体が購入したことを NBC Bay Area が報じている。

このナイトクラブ「Ghost Ship Warehouse」は、2016年にエレクトロニック・ミュージック・コンサート後にオークランド史上最悪と言われる規模の火災を引き起こし全焼、36人が死亡した。その後の調査で、このウェアハウスには非常口や電気インフラがきちんと整っていなかったことが発覚し、EDM シーンに波紋を投げかける悲劇に繋がった。

2016年の火事の様子 Julianna Brown

この火災事故では、検察は最終的に賃貸契約をしていた Derick Almena と、居住者の Max Harris を死亡事故の犯人として起訴しており、NBC Bay Area によると、陪審員たちは2019年に  Max Harris に対して無罪を言い渡したが、Derick Almena に対しては評決不一致で終了している。

そして火災事故から7年が経った今年、非営利団体 The Unity Council がこの「Ghost Ship Warehouse」だった敷地を購入したと報じられている。The Unity Council がこの土地にてどのような計画を立てているかはまだ明らかとされていないが、同団体の CEO の Chris Iglesias は、今も苦しんでいる遺族の家族に配慮していくと表明しており「我々はこのプロセスにおいて、本当に、本当に思慮深くありたいし、これが彼らにとってどれほど悲劇的な出来事であったかを理解したいのです」と述べている。