deadmau5(デッドマウス)と言えば、象徴的なのが彼が被るネズミのヘッドセットだが、どのようにしてあのヘルメットが生まれたのだろうか……?
その裏話について、アメリカ合衆国及びカナダで放送している通信衛星を使用したデジタルラジオ番組 SiriusXM(シリウス XM ラジオ)に今週初めに出演した​deadmau5 が語っている。

▼ deadmau5 Recalls First Time Putting on Mouse Ears​

deadmau5 のキャリアは25年となるが、その輝かしいキャリアの始まりと言えるのがネズミのヘルメット。あのヘルメットは、当初は内輪の友人同士の冗談から始まったと deadmau5 は語っている。
キャリア初期、deadmau5 は 3D バージョの現在のネズミのヘルメットを作成。ちなみに deadmau5 のステージ名は、deadmau5 のコンピューター・プロセッサの中に死んだネズミを見つけたことに由来する。

そしてその時のことを思い出し、deadmau5 は「(このアイディアは)馬鹿げている。だけどなんか面白い。これが何年も何年も頭の中にあったんだ。そして、それをみんなクールだと思ってくれた」とコメントしている。


deadmau5 がアメリカ・ロサンゼルス発のメタルバンド Orgy(オージー)のフロントマンである Jay Gordon(ジェイ・ゴードン)に、制作したコンセプト・アートを送ったところ、Jay Gordon は冗談交じりにコンセプト・アートと自身の写真を重ね合わせ、deadmau5 にステージでライブすることがあるのであればそれを被ってみてはと提案してきたそうだ。

そこで deadmau5 は当時「そうしようと意図していた訳じゃないが、ワォ、それめっちゃ良いアイディアじゃん、となった。だって(死んだネズミの被り物をしたら)絶対みんな忘れられないよな」と語った。

DJ ブース上で被り物をしたのは、伝説のデュオ Daft Punk(ダフト・パンク)が先達としているため deadmau5 が史上初というわけではないが、彼のネズミのヘルメットは確実に Marshmello(マシュメロ)、Claptone(クラップトーン)、DJ Pickle(DJ ピックル)といったアーティストと共に現在まで続くムーブメントの1つになっていることは間違いないだろう。