ABC サザンクイーンズランド放送によると、オーストラリア・クイーンズランド州南部で開催された違法レイヴにて、40万ドル(約5,779万円)相当のドラッグが押収され、薬物がらみで53名が起訴されたとのことだ。

この違法レイヴは「Weedy Wonka's Winter Solstice」と題された4日間のイベントで、SNS を通じて宣伝されていた。なお、実際の会場は、ブリスベンのダウンタウンからかなり離れた田舎だったが、宣伝にはおとりの住所を使用して警察の目を逃れようとしていたとのことだ。

警察はこの違法レイヴにて、推定16万ドル(約2,311万円)相当のケタミン、12万7000ドル(約1,834万円)相当の MDMA を含む無数の薬物を押収しており、更に違法な量の大麻、コカイン、LSD 等も回収されたとのことだ。

ABC サザンクイーンズランド放送によると、地元の警察と医療対応チームは、この違法レイヴでの薬物がらみの事故の発生について、かなり神経を尖らせていたようだが、クイーンズランド救急車サービスの広報担当者によると、この事件で負傷したり、極度の重病になったりしたケースはなかったという。

警察によると、ドラッグはレイヴ内だけではなく更に広範囲に配布される予定であったとのことで、この事件に関する調査は現在も進行中であるとのことだ。