ジャズヒップホップの代名詞、ジャズを元に作られた多種多様のトラックやビートを真っ向から捕らえたラップ、UKヒップホップを常に引っ張り続けてきた大物アーティスト、それがFunky DLである。
なんといってもDLの特徴はその卓越されたサンプリングスキルである。ジャズの魅力を最大限まで引き出し、軽快なビートと融合させる。ピアノ、ホーン、ギターといった生楽器を美しくループさせた メロウでリズミカルな楽曲は、今なお世界中で支持されておりジャズヒップホップ界のパイオニアとしてシーンに多大なる影響を与え続けている。
過去7枚のアルバムリリース、中でも5枚目のアルバム “ブラックカレントジャズ” は “ジャズヒップホップの金字塔“と世界中のメディアから賞賛された。DLがアルバム製作にあたって最も重要視すること、それはコンセプトだという。一年に一枚のペースで新譜を発表してきた彼がアルバムごとにコンセプトを打ち出し、そして自らが愛してやまないジャズミュージックで表現していく。近年では自らの楽曲をラテンリミックスしたコンセプトアルバムを発売したりと、年を重ねても常に新しいスタイルへと挑戦している。
彼の活躍は世界中に知れ渡り、ヒップホップの本場アメリカでも多くの人々に支持されている。2002年には日本、アメリカ、ヨーロッパへ自ら立ち上げたレーベル“Washington Classics“のアーティストとともに世界ツアーをまわり大規模な海外進出も実現させた。その反響は大きく日本のみならず世界中からDLへの楽曲依頼が殺到し、その中にはミッシーエリオットやキースウエストなどという、アメリカのトップアーティストからの依頼も含まれていた。
自身のレーベル “Washington Classics” ではFunky DLはもちろんのこと次世代のアーティストの育成に力を注いでいる。DLプロデュース初のR...
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