90年代初頭に登場した第二世代のデトロイト・テクノ DJ/プロデューサーの代表格の一人として知られる Richie Hawtin(リッチー・ホゥティン)の別名義 Plastikman(プラスティックマン)のアルバム『Sheet One』の30周年記念アナログ再発盤のリリースが発表された。同作品は Richie Hawtin のデビュー・アルバムでもある。


Mute Records の発表によると、Richie Hawtin の過去の作品のいくつかが間もなく再リリースされるとのことで、『Sheet One』の30周年記念アナログ再発盤はその第一弾となるとのことだ。同作品は12月1日、BioVinyl よりリリースされる。
『Sheet One』は、1993年10月18日にイギリス、カナダ、アメリカ、ドイツを含むいくつかの国でリリースされ、テクノ、ミニマル、アシッド、ダウンテンポ等を組み合わせたアルバムとなる。同作品は CD、レコード等、さまざまなフォーマットでリリースされたが、LSD のシートを模した Dominic Ayre によるカバーアート作品は、発売当時特に注目されていた。
 
『Sheet One』の制作について、Richie Hawtin は以下のように述べている。

数年間、機材やテクニックを試した後、Roland TB303 の可能性を深く掘り下げ、ゆっくりと自分独自の方向性とサウンドを見つけ始めた。最初の重要なステップは F.U.S.E だった。トラック「F.U.」と「Substance Abuse」はどちらも躍動するンスフロアにインスピレーションを得た肉体的なワークアウトだ。それが、僕のスタイルのアシッドのサウンドを、より知的な長編実験に深く取り入れようというアイディアに繋がり、『Sheet One』の基礎となった。

また、Richie Hawtin は最近、ハダースフィールド大学でのエレクトロニック・ミュージックの文化や制作についての博士奨学金についてを発表している。

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